【MBTIの「N」と「S」の違い】顕著に違いが現れる具体例や混合タイプについても紹介

MBTI

本記事はNとSの違いについて解説しつつ次のような悩みを解決していきます。

  • 自分がS型かN型かわからず、どっちの要素も感じる…
  • 友人や家族と休日の過ごし方で衝突することが多くて困っている。
  • ストレスが溜まったとき、どうやってリラックスすればいいか悩んでいる。
  • 自分のタイプをもっと深く理解して、休日を有意義に過ごしたい。

MBTIでは、人々の性格を4つの軸で分類し、そのうちの1つが「N(iNtuition:直感型)」と「S(Sensing:感覚型)」です。この2つは、物事をどう知覚し、情報をどのように取り入れるかを表しています。それでは、「N」と「S」の違いが日常生活でどのように現れるのかを、具体的なシーンを通して見ていきましょう。

「N」と「S」の違いとは?混合タイプとは?

MBTIにおける「N」と「S」の違いは、物事を知覚する際のスタイルやアプローチに関連しています。この2つは、「知覚機能」(感覚機能)に関する指標です。

S(Sensing:感覚型)

  • 現実的で具体的な情報を重視する。
  • 自分の五感を使って、目の前の情報や事実に基づいて物事を判断する。
  • 現実世界に存在するデータや経験を重要視し、細かいディテールに注目する傾向がある。
  • 「今、目の前にあるもの」を中心に理解し、問題を解決しようとする。

N(iNtuition:直感型)

  • 抽象的で概念的な情報を重視する。
  • 目に見える現実や具体的な事実だけではなく、物事のパターンや背後にある意味、可能性に注目する。
  • 未来の可能性や理論を重要視し、物事を大きな視点から捉える傾向がある。
  • 「見えないもの」や「感じ取るもの」を中心に理解し、創造的に問題を解決する。

混合タイプ(S/N)

  • 現実的な情報と抽象的な情報の両方に価値を見出す。
  • 必要に応じて具体的な事実に基づいて行動する一方、未来の可能性やアイデアを活用して問題解決を図ることもできる。
  • 五感に頼って具体的な事実を重視する場面もあれば、創造的で未来志向なアイデアを重視する場面もあり、状況に応じた柔軟なアプローチを取る。
  • 現実の具体的な側面と抽象的な可能性をバランスよく統合し、課題に取り組む。

具体的な例

  • S型の人は、今ここにある問題を解決するために、現実的なアプローチを取る傾向があり、実際の体験や事実に基づいて進んでいきます。
  • N型の人は、未来のビジョンや隠れた意味を見つけ出し、そこから問題を解決しようとする傾向があります。
  • 混合タイプの人は、現実的な事実を重要視しつつも、未来の可能性を考慮し、状況に応じて柔軟に対応することができます。現実的な問題を解決しながらも、その先の大きなビジョンや可能性を見据えて行動します。

どちらも重要な特性ですが、S型は現実に根ざした視点、N型は抽象的で未来志向な視点を持つことが特徴です。そして、混合タイプの人はその2つの特性をバランスよく使い分ける柔軟性があります。

NとSの違いが顕著に現れる10のシーン

  • S型の人は、今ここにある問題を解決するために、現実的なアプローチを取る傾向があり、実際の体験や事実に基づいて進んでいきます。
  • N型の人は、未来のビジョンや隠れた意味を見つけ出し、そこから問題を解決しようとする傾向があります。

どちらも重要な特性ですが、S型は現実に根ざした視点、N型は抽象的で未来志向な視点を持つことが特徴です。

1. 旅行の計画

  • S型(感覚型)は、旅行の詳細な計画を立てるのが得意です。観光名所、スケジュール、持ち物などを細かく調べ、事前にすべてを準備しておきたいと考えます。旅行の目的は、現実に楽しむことで、計画通りに物事が進むことに満足を感じます。
  • N型(直感型)は、旅行の全体的な体験や雰囲気を楽しむことを重視します。細かいスケジュールよりも、その場の直感や気分で行動することを好みます。計画が変わることや予想外の出来事を楽しみ、柔軟に対応できるタイプです。

2. 会話の内容

  • S型は、具体的な話題を好みます。たとえば、日常の出来事や実際に見たり体験したことを中心に話をすることが多いです。現在進行中のことや、事実に基づく内容に安心感を覚えます。
  • N型は、抽象的な話や未来についての議論を好みます。例えば、将来のビジョンや可能性、あるいは哲学的なテーマについて語ることを楽しみます。現実の細部よりも、アイデアや概念を探求することに関心を持っています。

3. 問題解決のアプローチ

  • S型は、問題を現実的かつ具体的に捉えます。過去の成功事例や手元にあるデータを使い、着実に解決策を見つけます。計画に基づき、一歩ずつ問題を解決していくことに長けています。
  • N型は、全体像を把握し、独創的な方法で問題を解決します。既存の枠にとらわれず、斬新なアイデアや新しいアプローチを試みます。目の前の問題だけでなく、将来の可能性を考慮して行動します。

4. プレゼント選び

  • S型は、実用的で相手が今すぐ使えるものを選ぶ傾向があります。相手の好みや必要性を観察し、それに基づいたプレゼントを選びます。
  • N型は、サプライズや感情的な価値を重視するプレゼントを選ぶことが多いです。今すぐ必要でない場合でも、相手に驚きを与えたり、記憶に残るようなものを選びます。プレゼントの象徴的な意味やストーリーにもこだわることがよくあります。

5. 新しいスキルや趣味を学ぶ時

  • S型は、スキルや趣味を学ぶ際に、具体的な手順や方法に従うことを好みます。実際に手を動かし、段階的に習得していくプロセスを重視します。結果を出すために、着実な努力を積み重ねます。
  • N型は、スキルや趣味の全体像を把握し、直感的に進めていくことを好みます。具体的な手順にとらわれず、独自の方法で取り組み、アイデアを使って創造的に学びます。理論や背景に興味を持つことが多いです。

6. デザインや創作活動

  • S型は、デザインや創作活動において、実用性や現実的な美しさを重視します。具体的なディテールに注意を払い、完成された見た目や機能にこだわります。
  • N型は、デザインや創作において、抽象的なアイデアやコンセプトに基づいて進めることが多いです。独創的な作品や個性的なデザインを目指し、従来の枠にとらわれない自由な発想を持っています。

7. 仕事の進め方

  • S型は、目の前のタスクを現実的かつ着実にこなしていきます。具体的な指示や手順に従い、効率的に物事を進めることを得意としています。細部に気を配り、日々の業務を確実にこなしていきます。
  • N型は、全体のビジョンや長期的な目標を意識して仕事に取り組みます。柔軟で独自のアプローチを好み、問題解決の過程よりも結果やインパクトを重視する傾向があります。

8. 料理の仕方

  • S型(感覚型): レシピを忠実に守ることを好みます。材料の分量や調理手順をしっかり確認し、その通りに作ることで安定した結果を求めます。料理本やオンラインのレシピを参考にしながら、既に実証された方法を重視します。
  • N型(直感型): レシピを大まかな参考として扱い、必要に応じてアレンジを加えることが多いです。料理の創作過程で自由な発想を大切にし、新しい食材の組み合わせや独自の方法を試すことを楽しみます。材料が足りなければ、即興で代用することも得意です。

9.レストラン選び

  • S型: 行ったことのある信頼できるレストランや、口コミや評判の高い店を選びがちです。確実に美味しい食事を楽しみたいので、定番のメニューや人気の料理を頼むことが多いです。
  • N型: 新しいレストランやユニークなメニューに興味を持ち、冒険的な食事体験を求めます。レストランでも、少し変わった料理やシェフの特別メニューを試してみることが好きです。

10. アクティビティの選び方

  • S型: 実際に体験できる具体的なアクティビティを選ぶことが多いです。スポーツ、料理、DIYなど、手を動かすことや現実的な体験を通してリラックスするのが好きです。また、観光やショッピングなど、目に見える成果や現実的な体験を楽しむことを重視します。
  • N型: 創造的で抽象的な活動を好みます。読書や映画鑑賞、絵を描いたり、音楽を聴いたりして、自分の内面的な世界を探求することに楽しみを見出します。未来や哲学的なテーマについて考える時間を過ごすこともありますし、新しいアイデアやインスピレーションを得るために散歩をすることもあります。

まとめ

「S(感覚型)」と「N(直感型)」は、物事を知覚する際のスタイルの違いを表しています。S型の人は、現実的で具体的な情報を重視し、目の前の事実や経験をもとに判断するのに対し、N型の人は、抽象的で概念的な情報や未来の可能性に目を向ける傾向があります。どちらも異なる強みを持っており、日常生活の様々なシーンでその違いが現れます。

自分や他者がどちらのタイプかを理解することで、コミュニケーションや問題解決がスムーズになり、それぞれの強みを活かすことができます。

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